コーヒーの成分

コーヒーは水分補給にならない、は真っ赤なウソ!!

仮想珈琲店 店主のなかむらです

夏が近くなって、コーヒーとは別に水を飲んで水分補給されている方って結構いるのではないでしょうか?

コーヒーは、本当に水分補給には適さない飲み物でしょうか?

 

時代の進化・研究の進歩と共に、思考はアップデートしていきましょう!

カフェインが入った飲料は水分補給にならない!?

この記事を書こうと思ったのには理由があって、コーヒー関連のツイート見ていると誤解されている方が結構いることに気づいたからです

一方で、疑っている人や、この俗説を知っていて、疑問に感じている人も多くいるようです

 

けっこう意見が割れていて、おもしろいテーマかなぁ、と思い取り上げることにしました

 

カフェイン入り飲料がなぜ水分補給にならないか?

カフェインには利尿作用という“余分な水分を体外に排出する”という作用があります

おそらく、”コーヒーは水分補給にならない”と主張している方はコーヒーを飲んで水分を補給しても利尿作用で出て行ってしまうから、水分補給にならないという理論でしょう

ならば、カフェインの利尿作用はどの程度かを考える必要があります

 

カフェインにどの程度利尿作用があるのか?

問題なのは、まず、通常摂取する量においてどの程度の利尿作用があるのか、ということです

カフェイン耐性のない被験者がカフェインを摂取すると、摂取後短時間で排尿量は増えたという結果が出ていますが、この研究は実生活でも同様でしょうか

多くの研究では”カフェインは、カフェイン耐性のない被験者の尿排出量を増やすのか”という疑問に対して設計されており、実生活で摂取する量より多い量のカフェインを摂取し結果を見たものでした

カフェインには利尿作用があることを裏付けるための研究だったわけです

この結果からいうと、確かにカフェインに短時間での利尿作用はあるように見えますが日常生活の中でどれくらい作用するのかがはっきりとわかりませんでした

 

そこで、米国医学研究所(Institute of Medicine:IOM)は”通常の摂取量でカフェイン含有飲料を摂取したとき、水分補給として適するのか”という課題を研究しました

18人の成人男性にカフェイン含有コーラ・ノンカフェインのコーラなど各種飲料を4回に分けて摂取してもらったところ、体内の水分状態に有意差がないことがわかりました

また、摂取後24時間の排尿量に差はありませんでした

また、飲み方を変えても、体内の水分状態に変化はないことがわかりました

この結果から、IOMは”カフェイン含有飲料は水分補給になる”という結論を出しました

水分とコーヒーへの誤解はなぜ広まった?

カフェインが水分補給にならない、という風説はなせひろまったのか?という点が疑問として残ります

カフェインを摂取すると短時間で利尿作用があることは研究結果でも明らかになっていたために、利尿作用がある=飲んでも飲んだだけ排出される という認識が広まったものと考えられます

実際には、カフェイン常飲者では耐性ができるため、利尿作用は無視できるほど少なくなっているのです

 

ほかにも、トイレに行きたくなる理由はたくさんの理由があります

心理的要因も多くあり、例えばバスの中や映画館・書店などでは緊張感とリラックスがまじりあい、尿意を催すといわれています

コーヒーを飲むと尿作用がある、という知識があるだけでそれが尿意につながることもあるでしょう

トイレに行く → 水分を排出する → 水分補給にならない という理論から、コーヒーが水分補給にならないという理論が生まれたようです

 

コーヒーは水分補給になるから安心して飲めばいい

上記の結果から、コーヒーは水分補給に適すると考えられます

カフェインの利尿作用いうのは、コーヒーの水分をすべて排出するほど強くはない、ということです

コーヒー以外にも、緑茶や紅茶などのカフェインが入っている飲料でも同様ですね

これらの飲料でも水分補給にはなる、ということです

 

これからもっともっと暑くなりますが、ガブガブコーヒーで水分補給をしましょう!笑

 

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